発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群と
呼んでみませんか?
突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。
人の「短所」は裏返せば「長所」でもあります。発達障害においてはそれが顕著に現れる場合があると思われます。よくみられる事柄について、プラス面とマイナス面からまとめてみました。
○はプラス面です ●はマイナス面です
(才能について)
○ 何かしらの優れた才能や特技、得意分野がある
○ 音楽、料理、パソコン、芸術、文章、詩、等で優れた才能がある
● 集中すると他のことが出来なくなるかもしれません
(感受性や敏感さ)
○ 感受性が豊か、気配りができる、細かいことに気が付く、優しい
○ 常識にとらわれない大胆な発想や、斬新なアイデアが浮かぶ
● 怖がり、心配性、縁起を担ぎ過ぎる、死に対する過剰な恐怖がある
● 食品添加物、紫外線、放射線が過剰に怖い
(性格)
○ 良く笑う、楽観的、自分は幸せだと感じる、強がり、自信家
● 悲観的、涙もろい、泣き虫、感情的、相手の悪い面をみてしまう
(活動性)
○ 多くのことを同時にこなせる、活動的、仕事熱心、エネルギッシュ
● 一つのことに集中できない、飽きっぽい、転職を繰り返す
(注意力)
○ 慎重、石橋を叩いて渡る、用心深い、メモや準備がきちんとしてる
● 注意力が散漫しやすい、交通事故や怪我を繰り返す、集中できない
(判断力)
○ とても冷静に物事を判断する、鋭い感覚や感性を持つ
○ 常識は理解していて、あやしい投資話などはすぐに見分けられる
● 判断が怖い、決められない
● 大切な判断だと緊張する、過去に大きな判断でミスがある
●「詐欺」や「代替医療(疑似医療、疑似信仰)」で被害に遭う
(騙されていても気がつかない事も)
(衝動性)
○ やる気になると集中して取り組む、行動力がある、集中力が凄い
● カッとなりやすい、イライラしやすい、短気、待てない
(好奇心など)
○ 好奇心旺盛、新しいものが好き、発想がいい、趣味が多い
● 飽きっぽい、やり散らかす、色々手を出すがものにならない
(対人関係)
○ 人とは親しくしたい、誰とも仲良くしたい、友達が欲しい
○ 人懐こくてすぐに友達が出来る、楽しい人と言われる、人気者
○ いい意味で世話焼き、誰かのために働くのは嫌ではない
● 人との距離の取り方が適切でない、男女関係でのトラブルが多い
● いきなり親密になったり、信じすぎてしまう
● 友人が少ない、友人が欲しくてもなかなか出来ない
● うわべだけになってしまう
(依存性)
○ ゲームが好きで集中すると楽しい、いい気晴らしになる
● アルコール、たばこ、コーヒーや、対人関係で依存的になる
● ネットや携帯を手放せない、ゲームをやめられない
(社会性)
○ いいものを身につけたい、本物志向が強い
○ ルールはきちんと守る、まじめ
○ 人に流されず、自分が思ったことは意志を貫く
○ 意志が強く粘り強い、社会的にいい仕事を達成する
● 社会常識から外れても、自分で思い込むと突き進んでしまう
● 授業に一回でも欠席すると次から出られなくなってしまう
(思考)
○ とても素直、優し過ぎるくらい
○ いたわりの心が強い、他人を傷付けることに敏感
● 考えが極端になる、独善的になる
● 自信家過ぎる、世間知らず、了見が狭い
(自信と尊大)
○ 自分に自信がある
(自己陶酔出来るくらい。しかし実績がない場合は多い)
● 人を見下す傾向がある。相手を可哀そうと想う傾向がある
(それによって自己を保つ心の防衛のためとも考えます)
● 自分より強い相手に対して「弱い」
(コミュニケーション)
○ 話がうまい、営業トークは得意
○ 誰とでもすぐに話ができる(しかし疲れる)
● 口が軽い、不適切な発言をしてしまう
● 一言多い、言い返さないと気が済まない
(2014.11.20 公開 2018.9.6 更新)
本来はその人の持つ良い特性を探すべきだと思っています。いわゆる「いいとこ探し」です。自分の持つ良い面に気が付き、それに自信を持てるようになれれば毎日が変わっていくと思います。
子ども(園児や児童)では、「いいとこ探しごっこ」などをするのは有効だと思います。褒められれば本人の気持ちの安定につながり自尊心をより持てるようになると思います。また、人のいいところを探す行為を通して、周囲もその大切さに気が付けると思います。
他者に優しくすることが、自分の心の安定にも繋がる、そういった良い循環を作ることができれば、より多くの人々が暮らしやすい社会になると思っています。
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