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発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群

呼んでみませんか?

突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。

大人の発達障害とその関連症状

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大人の発達障害とその関連症状をまとめてみました。


ADHDやASDの診断基準に含まれていない項目もありますが、大人の発達障害の診療をするなかで本当は重要だと思われる項目を含めてまとめてみました。大人の発達障害に関連する症状として、多くの方が悩まれている項目はおおよそ含まれていると思います。



① 自信や信頼感について

自分に自信が持てず、どうしても自分を低く評価してしまう

自分を変えたい気持ちや良くしたい気持ちがあり切実に悩んでいる

人や社会を信頼したいのに、心から信頼することができない

本当は自分を肯定してもらいたい気持ちを内面に強く持っている

一見すると自信があるようにみえるものの、自信がなかったり動揺しやすい傾向がある


② 感受性や感覚について

何かしらの感覚など(音、光、匂い、視線など)でとても敏感なものがある

環境の変化が苦手で、急に何か変化があると不安や動揺を強く感じてしまう

臨機応変が苦手で、何かの変化に対し柔軟な対応が難しい

大きな音がするととてもびっくりしたり恐怖感を感じることもある

他の誰かが怒られている時に、自分もとても怖くて萎縮してしまう

学校の教科や分野などで得意と不得意の差が大きい

苦手な分野については強い苦手感があり、考えるだけでも落ち込んでしまう

優しすぎて何か悪いことがあると全て自分の責任と感じてしまう傾向がある

敏感すぎるゆえに自分の感情を押さえ込まないと日々が辛くなってしまう

一見鈍いように言えても、とても感受性の高い一面がある


③ 集中力や注意力について

集中力が続かないことに長年の悩みがある

不注意からのミスが多く、周囲からも言われて悩んでいる

仕事などでミスが多く、何かをするのが怖くなってしまっている

財布など大切なものを失くすことが多い

忘れるつもりはなくても、いわゆる「ど忘れ」が多い

意識して注意していないとミスなどをしがちである

純粋すぎる面があり、とても信じやすい一面がある

交通事故や不注意からの怪我や骨折を複数回以上経験している

勘や感覚や気分で決めてしまったり、計画性がない傾向がある


④「性格的」と言われる傾向について

新しい物事を受け入れることに全般的に苦手感があったり時間がかかる

興味があることなら新しい物事も受け入れられるものの興味がないと出来ない

大人になっても人見知りがあり、誰かと長時間一緒にいると疲れてしまう

真面目で素直な面がある一方で、頑固な性格や融通が利かない面がある

失敗がとても怖くて、新しい冒険はしないようにしている

何かで失敗をしてしまうと、落ち込みなどの気持ちを長く引きずりやすい

素直に信頼できずとても疑い深い面があり、猜疑心が強い傾向がある

プライバシーに関して非常に過敏な面がある

同時に物事を進めることが非常に苦手である(仕事、家事など)

一番になりたい傾向や独占欲が強い傾向があり悩んでいる

何か思いつくとそれを優先してしないと落ち着かない傾向がある

しっかり考える前に喋ってしまうことが多い


⑤ 衝動や感情に関して

急に何かに過剰に集中してしまうことがある

全体の把握より、つい細かな点が気になりすぎることがある

状況や文脈と関係なく話に急に割り込んでしまうことがある

相手が話し終わるのが待てずに自分の言いたいことを言ってしまう

自分の話したいことをつい多く話しすぎてしまう

意に沿わない状況だと極端に感情的になりやすく冷静に議論が出来ない

他人を批判し始めると感情が止まらなくなることがある

集中しすぎて議論などで相手を徹底してやり込めてしまうことがある

感情や衝動は予測が出来ない場合も多く自分でも悩んでいる

家族とはよく喧嘩になるが外では感情を出さない(外面は保てる)

周囲から忠告されても、それに過剰に意地になって反論してしまうことがある

衝動的にカッとなって暴力行為をしたことがある(多くは家庭内で)

集中が切れたりして急に何もできなくなることがある

何かに極度に気を遣った後などに、非常に疲労してしまう


⑥ コミュニケーションでの悩み

人とのコミュニケーションに強い苦手感がある

人とのコミュニケーションを出来るだけ避けるようになってしまっている

コミュニケーションが上手になりたいと長年悩みを持っている



(2016.3.16 公開 2018.8.31 更新)

発達の特性は併存(合併)例も多いため、ADHD、ASD、LDを含めた全体でまとめてあります(発達に関連した症状は非常に多彩です。その中でも治療介入の必要性が高い状態でよくみられる症状に絞ってみました。いわゆる「非障害性」の発達障害でみられる症状はあまり入れてありません。差別的な偏見を助長する可能性があるためです。そういったことを減らしていくのも医療の務めだと思っています)。


注意点があります。これは診断基準ではなく、こういった症状などで悩んでいる場合が多いことを知って欲しい気持ちから列挙した項目だという点です。診断に至らない人であっても、多かれ少なかれ当てはまるものだと思います。


また、このページ全体を使ったクイズも用意しました。「クイズ③」のページをご覧ください。

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