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発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群

呼んでみませんか?

突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。

Blog【 コミュ力up「聞き上手」】

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人とのコミュニケーションで毎日のように悩みを感じている人も多いと思います。自分が意外に常識を知らないことを自覚している人も多いと思います。だから、いつも言葉を選ぶようになってしまったり、ぽろっと言った事で周囲に変に思われたり、自分でも、どうして普通の常識が分からないのかに悩み、自分で自分が嫌になってしまっている人も多いと思います。「自分は変だから」と自信をすっかり無くしてしまっている人もいると思います。また、中には、一方的にしゃべり過ぎてしまったことで強く後悔している人もいると思います。少しでも日々のコミュニケーションでの悩みを減らすため、自分を良くしていくために、次の二つの「聞き上手」になれると、日常がもっと楽になると思います。


それは、

① 他人の話を上手に聞ける「聞き上手」

② 他人に上手に質問できる「聞き上手」

の二つです。それぞれについて少し説明してみます。


① 他人の話を上手に聞ける「聞き上手」とは

人の話の中には様々な情報が含まれています。今何が流行しているか、みんながどんな考えを持っているか、聞けば聞く程、自分にとって参考になる事が多く含まれています。情報が沢山入ってしまうと困る人は、不特定多数の集団ではなく、ある程度の人数の集団で話を聞くといいと思います。一番は職場、それから友人付き合い等です。発達的特徴を持つ人では、普通の友人付き合いや職場の付き合いが苦手な人がいると思いますが、そこから離れれば離れる程、実は「孤立感」や「孤独感」が深まります。食事の集まりや飲み会(飲まなくてもいいと思います)に誘われたら、断らずに少しでも出てみましょう。そして、そこで「聞き上手」になるのです。ひたすら自分は他人の話を聞くのです。聞きながら学習しましょう。皆が普通はどう考えるか。自分の考えとの違いをメモしてみることも有効でしょう。そして、何か自分に得意な話題になっても、あえて控えめにして自分でない人の意見を聞くことに徹してみましょう。自分が得意と思っていた事が、実は社会常識からずれていることを発見することもあるかもしれません。全体的には控えめでいいと思います。幸い日本では、出しゃばらない事は美徳です。


② 他人に上手に質問できる「聞き上手」とは

社会的にも信頼できる人で、自分が引け目を感じることなく心を開けて何でも相談できる人がいれば理想的です。自分の特徴も理解してもらえるなら、さらにより理想的です。いわゆる「助言者(アドバイザー)」を職場であったり友人関係で作ってみましょう。頼まれたほうは、一瞬 " きょとん " とするかもしれませんが、大抵は快く引き受けてくれると思います。困ったことがあれば中途半端な決定をする前に相談してみましょう。また、自分がある事柄について意見や考えを持ったとします。そうしたら、自分の考えは言わずに、その事柄についてアドバイザーが持っている意見や考えを教えてもらいましょう。そして、自分の考えや意見がどう違うかを考えてみましょう。発達的特徴がある人は、他人に質問することが苦手だったり、恥ずかしかったりします。知らないことがあること自体を他人に言いたくなくて意地を張ってしまう人もいると思います。しかし、自分の成長を邪魔する " プライド " を、この際捨ててしまいましょう。プライドが邪魔をするのは初めの頃は多いと思います。しかし、そのうち、知らないことを素直に聞けるようになれると、むしろ心が楽になると思います。そして、可能であれば、自分のアドバイザーに、自分の客観的な姿を教えてもらいましょう。自分のことを言われるのはこれもまた抵抗があるかもしれません。しかし、自分の姿を素直に受容できるようになれれば、より自分は良くなり、大きく成長できると思います。


良くなった自分や、成長した自分を想像してみてください。

そのためには、少し勇気が必要です。

そのために「聞き上手」になってみませんか?

いつか、自分のそのままで、穏やかに過ごせる日々がくると思います。

その日まで、一日一日、少しずつの積み重ねだと思っています。

" 一日一コミュニケーション "

今日からでもやろうと思えば出来ることだと思います。

一日一日を有効に使って、自分のプラスにしていくことが、自分の未来のためになると思います。

何もしないより、少しでもやってみることは、実はとても大切なことだと思っています。



(2014.12.28 公開)

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