発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群と
呼んでみませんか?
突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。
私は歯科が専門ではありませんが、子育て世代の親の一人として、「虫歯は感染症」(正確には「ミュータンス連鎖球菌」による感染症)という認識はもっと広まって欲しいと常々思っています。
虫歯は「甘い物を食べたからなる」「歯を磨かなかったからなる」ではないのです。虫歯菌がいれば、甘い物を食べて歯も磨かなければ、虫歯がどんどん出来ると思います。しかし、極端な話、虫歯菌がいなければ、甘い物を食べても歯を磨かなくても、基本的には虫歯にはならないのです。
もともと新生児の体は無菌です。口の中も腸管も、基本的に菌はいません。子どもに対する感染源は主にお母さんの口の中の虫歯菌です。それが、離乳食の頃などに、お母さんから口移しで食事をしたり、大人と食器を共用することで感染します。ペットボトルの回し飲みでも感染するでしょう。ちなみに、赤ちゃんの頃だけでなく、園児や小学生でも、常に気をつけるべきだと思います。
子どもの歯を守るため、虫歯が感染症であることを知らなかった方は、これを機に覚えて頂ければと思います。
子どもにはその子専用の食器(器とスプーンなど)を使い、大人と混用しないこと。
大人の箸で食べ物を与えたり、赤ちゃんに口移しで食べ物をあげないこと。
子どもの食べ物を大人が噛み砕いて小さくしたり柔らかくすることはしないこと。
赤ちゃんの手が食べ物で汚れていても親がそれを舐めてきれいにすることはしないこと。
さらには、お母さんだけでなく、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんにも同じ認識を持ってもらう事も大切です(お母さんを含めた保育者の口腔内の虫歯菌を減らすことも有効です)。
1990年代後半から虫歯は感染症である認識は徐々に広まったと思われます。しかし、どうもその社会的な啓蒙は頭打ちの感じもあります。人の長年の習慣や思い込みは、なかなか改まらないものだという一例かもしれません。人そのものが、基本的に「頑固」である故かもしれないとも思っています。
ちなみに、私の子ども4人は虫歯ゼロです。徹底して親からの口うつしや食器の共用はしていません。子ども達の祖父母にも、できるだけ気をつけてもらっています。
(2015.1.3 公開 2015.2.18 更新)
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