発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群と
呼んでみませんか?
突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。
引き続き、漫才ネタです。
漫才シリーズはひとまず合計4作品の予定です。
〈バレンタインデーのチョコ〉
あのさあ、もうすぐバレンタインデーじゃないですか。
バレンタインデーっていいですよね。
おれもチョコレートもらったことあるんですよ。
ある知らない女性から、
「○○君の友達ですよね! ○○君に渡すの恥ずかしいからこれ渡しておいて」
って。おれにとって最高の思い出ですよ。
そんなの最高でもなんでもないだろ!
むしろ悲しいじゃないか!
おれは、女性からそういうお願いをされるために生まれて来た男ですから。
自分でそれ言っちゃおしまいじゃねえか!
もてるためにどうしたらいいかを考えろよ!
じゃあ、おれ、小さい子と熟女にもてる方法を考えますよ。
普通の女性を好きになれよ!
そんなの変わり者じゃねえか!
おれは、1000人いたらその中に1人いるかいないかの変わり者だから、変わり者としては逸材ですよ。
ホント、貴重な逸材ですから。
そんなの自慢にもならねえじゃねえか!
お前、女性とつき合ったことあるのかよ?
母親と一緒に買い物したことありますよ。
そんなの誰だってあるだろうが!
ガールフレンドとかいなかったのかよ!
いましたよ。飼ってたカブトムシがメスだったんです。
それがガールフレンドだったんです。
人間の友達のことを言ってるんだよ!
中学生の頃、好きな女の子はいましたよ。
その好きな子には卒業式以来会ってないんです。
今頃、天国で元気にやってると思います。
勝手に殺しちゃまずいだろ!
なに寝ぼけたこと言ってるんだ!
その子からチョコレートとかもらいたいと思わなかったのかよ。
思いましたよ。手紙付きのチョコレートをもらいたいと思いましたよ。手紙には、
「この中にはチョコレートが100個入っています。
消費期限が今日までだから今日中に食べてね。
けど一つだけ毒が入っているから気をつけてね」
って書いてあって、ニコッて手渡しされて(タタターンタタターン「火曜サスペンス劇場」)の音楽が流れて、
明らかに殺意ある手紙じゃねえか!
そんなのロマンチックでもなんでもねえだろうが!
手紙がなくたって、ささやかな気持ちです、って渡してもらえばいいじゃねえか!
それじゃスリル感がないじゃないですか。
だから素人は困るんですよ。
お前だって素人じゃないか!
人のこと言えねえし、スリル感なんて必要ねえじゃねえか!
世界中の半分の人は、そのようなスリル感を求めていると思いますよ。
そんなわけねえよ! ありえねえよ!
お前、年齢的には彼女の1人はいてもいい年頃だぞ。
じゃあ、今度、優しそうなおばあさんをナンパしに病院行ってきます。
それ間違ってるだろ。何考えてるんだ!
確かに間違ってました。
おばあさんをナンパするなら老人ホームの方がてっとり早いですからね。
そういうことを言ってるんじゃないんだよ! おばあさんから頭を離せよ!
普通の女性に告白して彼女作るんだよ。
告白するには「勇気」と「いやらしさ」が必要じゃないですか。
「いやらしさ」は余計だろ!
むしろ女性が逃げてくだけだろ!
じゃあ、今度、いやらしさ10、勇気ゼロ、でアタックしてみますよ。
反対だろ!
勇気なければ何にもならないだろうが!
おれも将来結婚したいと思ってるから、結婚の三要素くらい分かりますよ。
「高血圧」「高脂血症」「高血糖」の三つです。
「高学歴」「高身長」「高収入」だろうが!
それじゃあただのメタボ中年じゃねえか! もういいよ!
(2015.2.12 公開 2015.6.2 更新)
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