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発達障害を
ユニーク=
ヒューマニティ症候群

呼んでみませんか?

突飛な提唱ですが、最後までお読みいただければ幸いです。

Blog【 仮想通貨と発達障害 】

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まずは、発達障害との関連としては、ADHD的な要素を持つ方で、仮想通貨をつい購入し、大抵は臨機応変な対応は出来ないため、うまく売り抜けるような取引はできず(個人的には投機での利益は好みませんがこう書きます)、そのまま保持して、結局損失をしている人が多いのではないかと推測します。

ここでの弱点は、判断力、注意力、それに加え、普段からの自信のなさが周囲に取り残されたくないという気持ちにつながって始めてしまったり(自信のなさの裏返しに、大きな勝ちを得て人より優位に立ちたいという気持ちもあると思います)、柔軟性のなさゆえにタイミングよく売る抜けることができなかったり、複数を同時に考えることができないため、口座管理などの複雑なことはやっぱり難しく、始めたのを失敗と思っても判断の撤回をできず、解決を先延ばしにしたり、上手く管理できないのを隠そうと見栄を張って「自分は長期で考えている」ともっともらしい言い訳をしたり、むしろ意地になったり、それゆえ、損失を拡大させている、そんな構図が見え隠れします。

また、仮想通貨が破綻すれば、自分が否定されたような気持にもなり得ます。人は、自分を否定されることに弱いものですが、発達的な傾向を持つ人は極端に自信がない人々が多いと思われ、そうなれば、より一層、自分を否定された感じがして、自分が全否定された感じになるとも思います。


また、自信がない人は、仮想通貨の所持者や擁護論の人々に対し「仮想通貨は怪しい」と言ったら、仮想通貨信者から「仮想通貨が怪しいという人たちは、仮想通貨の可能性や、ブロックチェーン技術の革新性を分かっていないんです」と言い返されて、そこで悪い癖なのですが、分かっていないと言われると動揺して、その弱さを隠そうとして冷静を装い、つい相手に合わせたり、知ったかぶりをしてしまうのです。そして、相手の話に乗せられて、仮想通貨を買う流れにもなってしまうのです。またそれによって、自分は、人より優れた知識を持ったと思い込んでしまう人もいると思います。これらは詐欺にひっかかってしまう人の特徴とも言えると思います。失敗を繰り返す人は、弱さを隠そうとして見栄を張ったり、分かっているふりをしてしまうのです。それに加え失敗を認められない、自分が全て否定されていると思ってしまうから、失敗をまた隠そうとしてしまう悪循環に入ってしまうのです。


つい買ってしまうところには衝動性も関与していると思われます。また、「はまってしまっている」としたら、ADHDと関連の指摘をされている「依存性」からの、つまりギャンブル依存の要素から抜けられなくなっているのかもしれません。

仮想通貨にのめり込んで、仕事に支障を来したり、日常の家事がおろそかになったり、それで家族や周囲に仮想通貨をやめるように言われても、感情的になったり、意地になったり、また、大切な人との関係に亀裂を生じさせてしまってもいるならば、それは依存以外の何ものでもありません。

依存の治療法は、基本的には断つしかありません。

幸いなことに、仮想通貨は個人的にはいつか無価値に収束すると思うので、この点は永遠に続くギャンブルではないと思うゆえ、時間とともに解決されるかもしれません。ただし、失敗体験の積み重ねになってしまいます。

(2018.3.13 公開)

「失敗した」との自覚が現時点であるのなら、勇気ある撤退をすることは、実は自分への「自信の上積み」になるかもしれません。


撤退した上で今後の仮想通貨の行く末を眺め、投機としては撤退してよかった、と後で思えれば、今現在の選択としては最善だと思います。

仮想通貨にはまっているのは、大人がゲームセンターにはまって通い詰めているのに似ていると感じます。そこに行けば日常現実とは違う空間で、価格が上がっているときは日常のストレスをそこで現実逃避して昇華し、仮想通貨仲間と連れ立ってゲームセンターに行くように連絡を取り合ったり、情報を交換したり。

仮想通貨はゲーム、仮想通貨市場はゲームセンター、仮想通貨信者はゲーム依存の若者(中高年の方もいることが大きな問題ですが)、そんな風に置き換えれば、構図が分かると思います。ゲームに費やした時間とお金は、結局は本人には無駄になってしまいます。それに気がつけば、することは一つ、ゲームセンター通いをやめることではないでしょうか?

(3月25日追記)

仮想通貨はかつてのSNSのブームにも似ているのかもしれません。人は誰しも承認欲求を持っています。普通に埋もれたくない、最先端のものにつながっていたい、仮想通貨は人のそんな潜在意識にうまくつけ込んでいるのかもしれません。株取引をするのは難しくても、仮想通貨はスマホで簡単にできます。それなのに「世界市場」につながっている感じがしたり、自分が未来を先取りして世界の最先端にいる気持ちにもなれるのかもしれません。しかし、やはり、それも非現実のものなのだと思います。どんなに取り繕っても、やはり自分は現実の自分でしかありません。日々すべきことをコツコツと積み上げるしか、道は開けないのだと思います。

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